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次の行動の予告(変化が苦手な子の対応2)

次の行動の予告 変化が苦手な子の対応
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次の行動の予告(変化が苦手な子の対応2)

こんにちは。今日は「次の行動の予告」についてお話しします。たった一つの工夫で、行動の切り替えが苦手な子どもの動きが変わってきますよ。それでは、いってみましょう。

なぜ次の行動の予告をするべきなのか

気持ちの切り替えが苦手というのは自分の内面の世界の認識が強く、外の世界の変化に気付いたり適応することが苦手だということです。

外の世界に適応することが苦手というのは、こだわりが強かったり、注意の範囲が狭い場合にも起こります。これは本人の努力が足りないから起こるわけではありません。つい叱ったりしてませんか?

日本人は特に集団意識が強いので、こういう行動の切り替えが苦手で集団から外れやすい子に対して評価が低くなりがちです。しかし、何かに集中して切り替えができないということは、逆に言えば一つのことに集中する力があると言えます。

もちろん集団に適応できないのであれば、いくら「集中する力がある」と保育士や教員が理解していても、本人の自尊心が低下してしまいます。ある程度、集団でうまくやるスキルを身につけてもらった方が良いでしょう。大人側の配慮が必要です。

次の行動を予告してあげることで、そういった子どもでも外の世界の変化にいち早く気付き、少し時間に余裕を持って気持ちを切り替えていけるようになります。

次の行動の予告が有効なタイプとは

遊びや行動の切り替えが苦手な子に有効です。気持ちの切り替えの苦手な子も同じです。「もっと遊びたかった」とカンシャクを起こすとか、問題を最後まで解かないと気が済まない子ですね。

自閉スペクトラム傾向や、ADHD傾向のお子さんにも有効です。

次の行動の予告の具体的なやり方

それでは、行動の予告の具体的なやり方を見ていきましょう。

 

「あと1分です」(時間で予告)
「10、9、8・・・2、1、ゼロ!」(カウントダウンで終わりやすくする)
「これが終わったら次は〇〇をやるよ」(次の活動を予告)
「あと何回で終わりだよ」(回数で終了を予告)
「○時までに食べ終わりますよ」(目安の予告)
「ピッピッ、ピーーー(笛)」(言葉以外の音で区切りやすくする)
「ピピピピ(キッチンタイマー)」(言葉以外の音で切り替えやすくする)
音楽を流しておき、曲が終わるタイミングで活動の終了とする(刺激がなくなることで逆に変化に気付かせる)

 

どうでしょうか。声かけや道具を工夫することで、気持ちを切り替えやすい環境を作ります。

基本的には今の行動を続けながら終わりを意識させる。もしくは一瞬注意を別のものに向けさせて今の集中を途切れさせる。それが有効なのが笛とかキッチンタイマーとか音楽とかですね。

次の活動を意識させ、少しずつ注意を向ける先を今の活動から次の活動へ無理なく変えていくようなイメージです。グラデーションで変化させるってわかりますか?

ここからは次の活動!という明確な切り替えをさせようと思わないことが成功のポイントです。

 

そうすると実際に成功することが増えます。気持ちを切り替えるという成功体験を積ませることができるので、徐々にこういった工夫をしなくても自分でコントロールできるようになっていきます。

「やめなさい!」という指導的・禁止的な保育士や教員の心の動きを察知してますます切り替えない子もいるので、こちらの関わり方を見直しましょう。

 

子どもを動かそうとするのではなく、子ども自身から「切り替えたくなる」ようにするためのスキルを身につけましょう。

 

これはイソップ寓話の「北風と太陽」と同じです。冷たい北風で相手を変えるのではなく、温かい太陽で相手が変わりたくなるような環境を作る。成功しやすい環境を先に作るのがコツです。そうすれば成功できるという自信に繋がり、前向きに取り組めるようになります。

この視点を忘れないようにしてください。

補足

終わりの時間を意識して行動することは、仕事を終わらせる時にも効果的です。何時までに終わらせようと思って仕事に取り掛かるのと、何も考えずに仕事をするのでは、明らかに生産性も質も変わります。

子どもに対しても、自分自身に対しても、「終わりを予告する」つまり「次の行動を予告する」ことを基本とすると良いと思います。

だらだら仕事をしてはいけません。だらだら子どもに関わってもいけません。いい加減な親や担任の姿を、子どもたちはよく見ていますよ。

今日の一言

うまく行かない時は「北風と太陽」の北風になってしまっているかも。困った時は太陽になりましょう。

理解が深まれば子どもへの愛情が深まります。

それでは、またお会いしましょう。

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