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経験を増やす(変化が苦手な子の対応4)

変化が苦手な子の対応
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経験を増やす(変化が苦手な子の対応4)

こんにちは。今日は経験を増やすことについてお話しします。何を当たり前のことを言っているのだろうと思うかもしれませんね。でも、ちゃんと意識して行ってる人は案外少ないんじゃないかと思っています。

最後まで読んだら「ああ確かに大事な視点だな。」と思ってもらえるはずです。それでは解説スタートです。

なぜを経験を増やすべきなのか

子どもにいろんなことを経験させることが大事。言葉では誰もが思っています。「私はちゃんとやっているよ、いろんなところに連れていっているし、おもちゃも本もたくさん与えてる」という声が聞こえてきそうですね。

もちろんそれも大切なことです。私が今日みなさんに言いたいことは大きく2つ。

何も考えずに経験させるのではなく効果的な経験を積ませる
選択肢を増やすための経験を積ませる

この2つです。

「いろんな経験をさせた方が良いから、今日はこの公園に行こう。」

これは一見正しそうですが、それよりも

「最近アスレチック系の遊具が多い公園にいく機会が多かったから、自転車のコースがある公園でサイクリングしよう。自転車に乗りたいって昨日言っていたし、持久力と足の筋力をつけたいから。それに最近自分も運動不足だし、ちょうど良いな。」

こっちの方が良いということは分かりますよね。

公園選びにしっかりとした目的があり、過去の経験の傾向や子ども本人の意欲、連れていく自分のメリットも理解して親のモチベーションも上げている。こんな感じで何も考えずに経験を増やすのではなく、効果的な経験の積ませ方をよく考えましょう。

 

選択肢を増やすための経験を積ませる理由は、純粋に行動や問題解決をするときにできる「選択肢が多い」方がより解決しやすいからです。

困った時に「じっと耐える」しか選択肢がない子どもより、困ったら「先生に言う」「友達に聞く」「周囲を見てヒントを探る」「とりあえずやってみる」など多くの選択肢を持っている方が解決できそうです。

生活の中でも行動の選択肢が増えるようにすることで、ワンパターンの解決策しかできない子にならないようになります。そのための経験を積ませていく必要があるのです。

 

もう一つ大切な話を。

初めての場面が苦手ということは、経験をしていないことに遭遇したということになります。逆にいえば、様々な経験をしていけば、新しい場面でどうすれば良いのか分からないという状況になりにくいのです。

経験を増やすことが有効なタイプとは

新しい場面や変化に弱い子、自閉スペクトラム傾向の子、よく考えない子などに有効です。

どんな子にも効果がある、基本とも言える生活スタイルです。

経験を増やす具体的なやり方

最初に詳しくお話ししていますが、ポイントは2つでしたね。

何も考えずに経験させるのではなく効果的な経験を積ませる
選択肢を増やすための経験を積ませる

この2点です。

何でもチャレンジし、新しいことを経験することが楽しいという経験を積ませましょう。園でも学校でも家庭でも同じです。その環境でできる最大限の経験をさせていくようにします。

 

公園(目的や狙いによって変える)
博物館・科学館・美術館(本物に触れる体験)
アクティビティ(普段できない経験のできるチャンス。体を動かす遊びや、陶芸などの体験も良い)
本(大型の本屋がおすすめ。いつもと違うジャンルのコーナーにも行ってみるのも良い)
テレビ(ニュースやクイズ番組は勉強に興味を持たせやすいので、意図的に番組を選んでおく)
ネトフリやYouTube(AIが興味のありそうなものを自動で選んでしまうので、自動再生をオフにする。自分で検索をして能動的に選んでいく癖をつけさせる)
おもちゃ(何のおもちゃを用意するかでその後の育ち方が大きく変わるので、種類や内容や数は大人が吟味する)
服(ファッショントレンドを取り入れるような服の選び方をすると他人からどう見られるかに興味を持つ子に育つ)
食べもの(親に余裕がある時は手作りが理想。無理なら冷凍など手抜きもOK。献立に迷ったら季節の旬のものを取り入れると新しい経験となる)
家族以外の人との交流(親族との関係が希薄な時代なので、習い事など積極的に交流が生まれる環境はあると良い)
キャンプ等のアウトドア(不自由の体験は人間性を回復させ、あるもので工夫をするという経験を積ませることができる)

できるだけ様々な経験してくと変化に強い子になり、興味の幅も広がり、人を好きになります。

それぞれについて詳しく語りたいところですが長くなってしまったので、今日はこれくらいで終わりたいと思います。参考にしてみてください。

 

家庭、学校、保育園それぞれで経験を増やすことを意識する方針を共有しておき、実際にそれぞれが協力してくれた時はお互いに感謝を伝えあい、苦労を労うと良いでしょう。子どもの良い変化があった時もお互いに伝え合うと各自のモチベーションが高まり、長く続けられるようになります。

補足

いろんな経験を増やすことが良いのですが、何か夢中になっている時に別の経験を無理やりさせることは間違っていますので注意してください。

例えば、野球にハマっているのにサッカーを強要しても良い結果を産まないでしょう。

レベルが違うものを与えてもダメです。例えば、幼児に大人にも理解が難しい人間ドラマの映画を見せても、歪んだ知識や価値観を増やすことになるので注意しましょう。

今日の一言

 

何を経験させるかで、どういう子に育つが決まります。環境を工夫することが子育て、保育、教育の基本です。

 

理解が深まれば子どもへの愛情が深まります。

それでは、またお会いしましょう。

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