感覚刺激の体験(こだわりのある子の対応2)
こんにちは。今日は感覚刺激の体験についてお話しします。教育の現場ではこだわりを認める方向で話が進みやすく、発達障害の理解が進んでいると感じます。
しかし、そこから一歩進んで、改善させていくやり方を学んでいきましょう。それでは解説していきます。
なぜ感覚刺激の体験をするべきなのか
なぜそこに「こだわる」のかを深く考えてみましょう。例えば、なぜそれを触りたがるのか。それは触覚に刺激を入れているのかもしれません。
例えば、お店に行き、「ふわふわの毛布」と書かれた毛布があったとします。とりあえず触ってみる人が多いでしょう。「気持ち良い」と感じたらしばらく触り続けたいと思うかもしれません。
それと同じです。何かをやり続けるということは「気持ち良い」という感覚、「快」の感覚を得ています。それを触覚で感じている場合は触り続けるわけです。
赤ちゃんは何でも口に入れます。口腔内の感覚が一番感じ取れるからです。育ってくると口に入れずに手で触って確かめたり、見るだけでわかるようになっていきます。
感覚を入力する体験を体験していけば、より高度な認識の仕方をしようとするわけですが、それをしていこうというのが、今回のやり方です。
感覚刺激の体験をあえて行っていくことで、鍛えていく。その結果、こだわりだと思われていた行動が変化していく。そういうイメージです。
感覚刺激の体験が有効なタイプとは
全ての子どもに有効です。特に年齢が下であるほど重要というか必須の考え方になります。物理的なこだわりが強い子、自閉スペクトラムの子、知的に低い子にも有効です。
感覚刺激の体験の具体的なやり方
先ほど説明したように、そのこだわりに関係する感覚刺激の体験を増やし、満足させたり鍛えていくと、こだわりが減ることがあります。
どんな活動でもそうですが、行う際には本人にとって「心地よい」感覚であることが大事です。感覚刺激をたくさん体験させれば改善する訳ではありません。
嫌いな食べ物をたくさん食べても好きになりません。ますます嫌いになるでしょう。嫌いな食べ物が美味しく調理されていて、食べても嫌じゃないという体験を繰り返していくと「嫌いじゃないかも」という認識に変化します。考え方としてはこれに近いかもしれません。
感覚刺激の種類についてはとりあえず、以下の7つを覚えていきましょう。
ざっくりとした説明にしています。より原始的な体験をするのが良いということです。大人になればなるほど、視覚と聴覚に偏って生きている。現代でキャンプなどのアウトドアが人気なのは、視覚と聴覚以外の感覚も多く入力できるので、心身がリフレッシュされるからです。
また、昔ながらの遊びも様々な感覚を刺激するのでおすすめです。
細かい方法については、今後別の記事で話していく予定です。
さて、話を戻しますが、「心地良い」「気持ち良い」と感じる感覚刺激を子どもたちに体験させていくにはコツがあります。
補足
夢中になっている時が子どもが最も成長しているときです。感覚を刺激する体験に夢中になる。そういう環境を作ることができれば、子どもは無理なく訓練され、体験し、成長していきます。
繰り返しになりますが考え方としては、こだわりの元になっていると考えられる感覚刺激を「気持ち良い」「心地良い」「楽しい」と感じながら体験させていくことで、こだわる必要がなくなるようにすることです。
これはその子一人ひとりによって違います。こだわりも違う、気持ち良いと感じるものも違う、楽しいと思う体験も違う。
一斉指導ではなくその子1人ひとりに合わせたカスタマイズされた教育や保育の設定が必要だということです。
今日の一言

子どもの行動には全て理由がある。そう考えれば解決策が見えてきます。何を体験させるかで子どもの未来が変わります。
理解が深まれば子どもへの愛情が深まります。
それでは、またお会いしましょう。

